エヌビディアの話
前回のblogで、日米の時価総額を、具体的な日米代表企業を使って比較しました。
この2社のほかに、見落としてはいけない企業はもう1社あります。
エヌビディアです。
アップルも、マイクロソフトも、この5年で倍、この10年で 7-10倍になりました。
しかし、エヌビディアや、この5年で25倍、この10年で300倍になりました。
伸びの桁が、違うんです。
ちょっと、みてみましょう。
アップル、マイクロソフトですら、比較するとこのように見えるのですから、凄みがあります。
この会社の、沿革をみてみましょう。
1993 創業
1999 世界初のGPUを開発、パソコンでリアルタイム3Dグラフィクスを実用化させる
2006 機械学習の心臓部となるプラットフォームを開発
2016 ディープラーニング向けのGPUをリリース
当初は、グラフィックスに特化したプロセッサの専業メーカーでしたが、このプロセッサーの性能が素晴らしく、
2011年の段階で、わずか12個のGPUが、インテル製のCPU2000個に相当する性能であることが発表され、成長が加速しました。
最新世代のゲーム機では、マイクロソフトのXBOXや、ソニーのPS5も、この会社のプロセッサを使っています。
12月10日の時点の時価総額をみると、こうなっています。
エヌビディア 3399 (10億ドル)
アップル 3730 (10億ドル)
マイクロソフト 3316(10億ドル)
3社だけで10445(10億ドル)、10兆ドルです。
ドル円レート150円で換算すると、1567兆円の時価総額となります。
米国の国家予算の1.5倍の規模です。
いやはや、すさまじい数字ですが、
この3社が、世界の時価総額top3であり、top1を日々争っているのです。