前回は、2013年のバブルについて書きましたが、その翌年もバブルのような上昇を果たしています。
2013年は5月に大きく下落した後にそれを取り返す以上の上昇をしたのですが、2014-15年も展開はやや似ています。
2013年と同様、2014年も下落からスタートしたのですが、その下落の理由は、2013年が上がりすぎであり、その反動としての調整、および、ウクライナ領クリミア半島の露西亜への併合という欧州情勢緊迫もありました。
しかし、2014年5月以降は、割と順調に伸びました。
株価は10月に大きな下げがありましたが、ドル高が急激に進行し米景気への懸念材料となったことなどが原因とされています。日銀は、金融緩和をどんどん追加しました。
また、消費税率を2014年4月に8%に引き上げたばかりの時期で,2015年10月に10%へさらに引き上げる計画を、2017年4月に延期していたのですが、結局2019年10月まで据え置きを決定しています。
株価の順調な伸びは、日銀や消費税引き上げ延期のおかげという要素も多々あったことでしょう。
さて、まったく同じ期間で、ドル円もみておきましょう。
ドル高(円安)が進むと日経平均も似たような形で上昇することがわかると思います。
この期間のドル円レートxと日経平均yの関係をみると、こうなります。
この頃は、1円円安になると、日経平均は226円上昇していたわけです。