ドル円の動きは、この秋に円安のピークを迎えました。152円近くまで上昇したのが11月13日。
もともと、150円を超えて円安が進んでいたのですが、さすがにこれは行き過ぎ、
150円を超えることは定着することはないとみていました。
FRBは、もう利上げをしないし、仮に行うとしてもmax1回という状況に来ていたのですから、
ドル高が11月の段階でこれ以上進むことは最大風速としてはある程度、とみていたのです。
あんの条、それ以降、円の巻き返しで12月7日に141円台をつけました。
12月7日になにがあったのか?
参院財政金融委員会において、植田日銀総裁が金融政策は年末から来年にかけて
一段とチャレンジになると発言し、それがニュースされると急速にドル安円高になったのです。
一方では、円高が進むと、せっかく円安に反応して株式相場が上げてきた経緯があるので、
今の株式相場に水を差す可能性もあります。
今年の、ドル円と日経平均の今年の関係をみておきましょう。
どちらも、右上がり。
つまり、円安が進行すると株高になる関係があります。
数式で示すと、1円円安になると、298円株高になりました。
おそらく、今後この関係は、別の形に変化してゆくものと予想します。
いえ、解析していませんが、12月からすでに新しい関係になっていると思います。
それがわかったら、またこの場で報告しましょう。