奥村式資産運用術

あまり話題に上らないのですが、2024年は、大統領選挙の年です。
おや,どこの大統領のことかな?

ひょっとして、ロシア?

はい、まずは3月にロシア大統領の選挙があります。

ロシア大統領は、1期6年です。
2020年に憲法改正があって、今までの大統領は、それまでの任期を含まないで、あらたに2期継続できるんです。
ということは、2024年から最大12年、プーチン政権が継続します。
 少なくとも、有力な対抗馬はいませんから、当選はほぼ確実でしょう。

ただ、健康的な問題は、あちこちで指摘されており、いろいろな状況が行き詰まってきた場合は、自ら立候補をせずに、
院政を敷く可能性も言われ始めています。

つぎに、ウクライナです。
来年3月に大統領選があります。

ただ、この国は、現在戦争中であり、しかも自国が戦場になっています。
宣戦布告をしていないから戦争ではないという定義もできるようですが、
軍事作戦というものは、特殊部隊が人質を解放するような時に超短期で
他国とピンポイントな場所で争うものをいうわけで、あらゆる国境で争い、しかも長期で行っているものですし、
しかも、ロシアは徴兵を強化しているので、やはり戦争という表現になるでしょう。

結論からいうと、ウクライナでは選挙はありません。
自国が戦場になっており、戒厳令が敷かれています。
戒厳令の下では選挙は行えません。

もうひとつ、大統領選があります。
いわずもがな、米国です。

民主党の候補は、現役のバイデン大統領が最大候補になるでしょう。
やはり現職は強いものです。

ただ、今回は、あやしさも出てきました。
 米国ーと言ってよい名家、ケネディ家から、JFKの甥のその名もロバートケネディJrが出馬することになっています。
いま69歳なので、大統領候補としては年なんですが、バイデン大統領は80歳、その前のトランプ大統領は77歳ですから、まだまだヤングです。

米国ではケネディ家といえば大人気の最高ブランドですから、現役の大統領といえども、強力なライバルです。

私の予想では、バイデン大統領は予備選でもし弱さが見えてきたら、負ける前に、自ら出馬を取り消すこともあるかな、とにらんでいます。
ただ、この候補、コロナワクチンは生命を脅かすという主張を続ける人で、反ワクチン運動家という、刺激的な面を持っています。
仮に大統領になったばあい、国際社会でどう受け入れられるか、トランプ大統領の時以上に面白みがあるでしょう。

民主党のライバル、共和党はトランプ元大統領の一択になるでしょう。
共和党トランプ候補 vs 民主党のケネディ

これは盛り上がること必至です。来年の11月が大統領選ですが、
共和党の指名争いは来年1月15日から始まります。

株式相場も、いろいろ影響をうけるでしょうから、目が離せません。

奥村 尚