奥村式資産運用術
From:奥村尚東京のオフィスより、、、
自民党の総裁選から目が離せませんね。
菅総理が総裁選出馬を見送ると発表したとたん、
相場は一気に上昇、
今まで出遅れ感のあった相場が一変しました。
統計をとってみると、過去、総裁選は無投票を入れて41回ありました。
前後10日間(合計21日)の騰落率は、平均0.92%です。
21日で0.92%とすると、同じペースが1年間続くと、10%を楽に超えるので、
この上がり方は良い値です。
ただし、この数値は、2007年の総裁選(福田康夫 選出) を除去しています(21日間で17%下落)
リーマンショックの原因となったサブプライム債の暴落は既にスタートしており、
世界中の債券、株式相場は下落をしていた時期です。
誰が首相になろうと関係なく同じ結果になるはずなので、除去しました。
もう、既にものすごい上がり方をはじめていますね。
私はあまりチャート分析はしないのですが、マーケットリスクや経済イベントだけでは説明しきれない事象は良く起きる事ですし、
こうした時には、エリオット波動を参考にみる事があります。
見やすいように線を加えると、こんなふうになりました。
いまはエリオット波動でいう第5波になると思います。
それぞれの1-5波、その後のA-C波には特徴があるのですが、
5波の特徴は、勢いがあり急激なスピードを伴う急騰です。
この考えから導かれる上値目安は31317円です。
いつ到達するでしょうか。
波の長さは、フィボナッチ数列で示されるいずれかの数字になりますが、
事前にはわかりませんが、年内ではあるでしょう。
別の観点から書くと、日本は9月中にワクチン接種率(1回以上打った人口比)が70%を越えます。
以前ほどのペースではありませんが、9月末くらいに70%を達成すると思います。
エリオット波動の見立てが当たれば、
そのころまでに、31317円を達成しているかもしれません。
その次の目標は32438円です。
楽観的かもしれませんが、10月から年末に向けて、この地点を目指して進むのではないでしょうか。
奥村尚