奥村式資産運用術
From:奥村尚東京のオフィスより、、、
おはようございます。
米中貿易戦争は今も真っ盛りですが、
今までの流れは、以下のようなアルゴリズムのループで説明できると思います。
今までの感じでは、株価が大きく下落して反応するのは、枠で囲った制裁関税発動の時です。
そして、上昇するのは、協議が決まった時です。
ところで、今週は、重要な指標が数多く出てきます。
まず本日9(Wed)、IMFは世界経済見通しの改定値を出します。
ちなみにですが、下方修正が予想されています。
明日(10/10)から、米中閣僚級協議があります。
簡単に全体合意に至ることは、まず考えられません。
その理由として、中国の構造問題が入るからです。
11日には、ミシガン大学の消費者態度指数(10月)が発表されます。
8月に大きく悪化し、9月は少し盛り返しましたが、10月はどうなるでしょう。
米中閣僚会議で、貿易と構造問題を切り離し、貿易だけを解決するスタンスを見せるならば、
相場は大きなインパクトをもって反応すると思いますが、その期待は薄いと見ています。
とすると、こうした指標から見えてくる予想は、ネガティブ、円高、という事になりそうです。
それでは、また来週。
奥村尚