奥村式資産運用術
「Gold」の取引とは?
From:奥村尚東京のオフィスより、、、
おはようございます。
投資というと、
・株・FX
などが真っ先に浮かんできます。
プロであれば債券も選択肢に入るでしょう。
その他に、専門家であれば原油や穀物などもスコープに入ると思いますが、一般的ではないので省略しておきましょう。
金属に広く目を向けると、白金、銀、あるいは、レアメタルなども取引できますが、
専門的になるという点では原油や麦と同じ。
しかも、市場が小さいのでやはり除外します。
それでは、金はどうでしょうか。
カネではなく、Goldです。
金は、現物(要するにインゴットと呼ばれる金地金)を500g単位で取引もできますし、先物取引もできます。
CFDやETFもあるので、金融取引所や東証で簡単に取引ができます。
NY市場での取引価格が世界の指標なので、金の価格を、NYダウと対比してみてみましょう。
NY市場は、
“ニューヨークマーカンタイル取引所(NYMEX)”
における金地金1トロイオンス=31.1035gという単位で価格がつけられます.
金の上場日は1974年12月31日でした。
1971年8月15日にニクソンショックによって金とドルの交換が停止された後もしばらくは民間保有は禁じられていたのですが、
この上場日当日から民間人の金保有が解禁された歴史があります。
ニクソンショック前は、1トロイオンス35ドルという固定比率で合衆国連邦政府がドル紙幣と金を交換していたのです。
と、話が逸れました。
チャートをよく見ると、株が上がるときは金が下落し、株が下がるときは金が上昇する。
つまり、株の動きと反対方向に動く傾向が高いことがわかります。
リスクオンの時には、資金は株に流れ、株が上がります。
米国の場合、特にその傾向が強いのです。
日本の場合、ドル円相場という為替レートの要素が入るので、必ずしもそうは言えませんが、
傾向としては同じです。
一方、リスクオフの時には安全資産としての金が見直され、金が上がります。
米国での株式市場は史上最高値に位置していますが、
楽観しすぎであり、いろいろな要素からの懸念材料が出てきました。
世界のリスクはまだまだ多く、慎重な見解が広がるときには、
金
という選択もありではないでしょうか。
では、また次回。
奥村尚