奥村式資産運用術

昨日の「半値戻し」をどう見るか?

From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

おはようございます。

昨日、日経平均は22937円という高い位置で取引を終えました。

トランプ大統領が初来日。

心配していた貿易摩擦をことさら拡張することもなく、二国間貿易の具体策に入ることもなく、満足して去っていった・・・

その事への市場の評価もあったのでしょう。

ところで、昨日の引け値は、最高値とその後の最安値の丁度中間で、いわゆる「半値戻し」の地点に近い着地でした。

相場では、経験則が重視されることが多いのですが、賢者は歴史から学ぶ。

あれこれ考えるより、格言に従ってみていきましょう。

半値戻しは、2通りの解釈があります。

一つ目は、
下落相場では、半分まで戻したのち、また下落するという意味になります。

もう一つの解釈は、半分まで戻したら、元の値が見えてくるので、元まで戻りやすい・戻ったも同然、という意味です。

どちらにいくかわかりにくい時は、出来高を見るとよいとされます。

昨日の出来高は、1110千株。
ここ2週間は出来高を伴って上げています。

この場合、上昇機運があると読めることになりポジティブな判断を取ることになります。

後者の判断ですね。

とすると、かなり期待できることになります。

ドル円相場の動向は株価を大きく左右しますので、今後期待通りいかない可能性は多々あります。

この10月を例にとると、1円、円安になると日経平均は450円程度情報に押し上げられる関係がありました。

こうした通貨ペアを考えて、株式の戦略をとると、良いトレードにつながると思います。

では。また次回。

奥村尚