From:奥村尚
東京のオフィスより、、、
おはようございます。
奥村です。
本日は「頭の回転」「思考のスピード」について、ちょっとしたコツをお伝えします。
トレードをするときも日常でもスピード感ある思考のコツを掴んでおくと周囲の流れより一歩リードすることができます。
例えばコンピュータの中には中央演算装置(CPU)があって、このCPUが演算をして様々な情報処理が働きます。
このCPUはクロックと呼ばれる’時計’のタイミングで一つ一つの作業処理を行っていますが、このCPUのクロック速度を上げると処理も速まります。
クロックを上げるとものすごく発熱し電力も消費しますが、ノートPCでは、平時はクロックを遅めにして節電するようになっていて、
ここぞというときにだけクロックを目いっぱい上げるようになっています。
ところで、人間はクロックを持っていませんが、この原理を応用して意識をすると、人間も処理を速めることができます。
情報処理だけではなく、行動の処理もUpさせてテキパキ動くことができます。
その原理とは、こういったことです。
僕ら人間は、クロックと同じ’リズム’をもとに行動します。
そのリズムを変えるんです。
最も簡単な実施は、誰でもやっています。
例えば、ゆっくり歩くか、思いっきり走るか、です。
歩く時と走る時は、一歩にかける時間が違う。
だから移動速度が変わる。それと同じ原理です。
このリズムを意識することで、人間の脳の処理速度を上げることができます。
普段は、けっこう遅いリズムで動いていますが、頭の中でそのリズム速度をUpするのです。
試験を受けて、時間切れ前、最後の5分になると異常に頭の回転が速くなることは誰でも経験しますが、それを意識して起こすことができます。
ゆっくりの音楽は、だいたい1分間に120のリズムがあります。
120 BPM(beat per min)と呼びます。
速い音楽は、160bpmくらい。時には180bpmを超えます。
このビートを頭の中でイメージして、切り替えリズムを切り替え(上げる)イメージをもつと、意識しやすいでしょう。
最初は、2倍とか3倍ではなく、5%,10%くらいをイメージするとうまくゆきます。
頭の中で、リズムを刻み、そのリズムのテンポを上げてそのテンポで、脳内の処理速度を上げてみます。
一度試してみてください。
上げた状態は、数分という少しの時間でも疲れるはずです。
将棋やチェスのプロは試合時、一日中脳を酷使するのですが、脳がエネルギーを大量に消費し発熱するので、体重も3キロくらい落ちるそうです。
熱暴走しないように、冷えた部屋で脳を使ってくださいね。
では、また来週
奥村尚