奥村式資産運用術

50年ぶりのゴールデンサイクル到来!

From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

おはようございます。

奥村です。

経済、そしてそれを反映する市場(株式であれ債券であれ)には、おおきな流れがあり、そしてそれに乗って小さな流れが無数にあります。

一番重要なのは、大きな流れを読み取ることです。

2014年のジャパンサミット2014で安倍首相は経済の4つの波が日本経済では揃って上向きであると発言しました。

内閣府が調査研究している経済の動向調査をもとにした発言でした。

実は後日、内閣府の見解が修正されました。
その結果、2014,2015年は実は揃って上向きではなく、本当に上向きになるのは、2016年からである、というものです。

(4つの波のそれぞれの計算方法が高精度化された結果です。
ここでは、どの波が如何に修正されたか、という細かな技術的な話は抜きにします).

景気循環は事後的に判断するものですから、将来にならないとわかりません。

内閣府では第15循環まで定義し公表しています。

今だに内閣府は第16循環を発表していませんから、今第17循環にいるかどうかも、本当はわかりません。

そうすると今の位置がわからないので、第16循環以降は僕の予想として枠を入れ込みました。

僕の予想では、昨年7月で第16循環が終わっています。
ブレクジット問題が決着し、新しい流れに移ったと判断しました。

第17循環がスタートは、参議院選挙のあった7月11日です。
ここから上り調子がスタートすると判断しました。

この第17循環は2016年からスタートしているので、今僕らがいる第17循環こそ、4つの経済の波の全てがそろて上向くゴールデンサイクルです。

1967年以来50年ぶりのことです。

米国の経済サイクルは日本とズレていますが、2016年からゴールデンサイクル入りしているという研究もあります。

これが大きな流れと見ています。

今の流れを大きなものと判断するか、小さな流れと判断するか、そこが戦略の分かれ目であり、これを見誤ると戦術ではカバーできない大きな損失につながります。

でも、戦略も、戦術も、自分で決めないといけない。

これが投資の面白さであり、難しさでしょうか。

では、また来週、お楽しみに。

奥村尚