奥村式資産運用術
日米会談を利益につなげる注目ポイント
From:奥村尚東京のオフィスより、、、
おはようございます。
先週末は日米のトップ会談が大きく取り上げられたニュースとなりましたね。
ゴルフが良い悪いとか、そのゴルフ場がどうこう、という事ばかり目立ちました。
事前の注目点として、無理難題を押し付けられるのか否か、にも注目があつまりました。
が、相場に携わる者の視点として、もっと別の事に注目すべきです。
今回は、副首相も同行した、という点です。
麻生副総理の同行は、既に1月の時点で米国の要請があり、日本も歓迎する、として、訪米の予定がニュースされていましたね。
なぜ、そんな事が注目すべきことなのでしょうか?
日本においては副総理は、内閣総理大臣が欠けたときに臨時に代行をする第一順位の国務大臣として指定されています。
安倍総理と麻生副総理が行動を共にすると、もし二人に同時に何かあると国家としてリーダーが不在になります。
かつて、トップ二人が同時に同じ国にいった事があったでしょうか?
そのリスクをとってまで、米国の要請に応じたという事になります。一方、そんなことは米国は百も承知で招待をした。
これは、何を意味するのでしょうか。
蜜月です。
双方とも、良い関係をアピールしたい。決まりきっています。
米国が、トップ二人を招待しておいて、厳しい課題を突き付けるはずがないのです。
つまり、トップの二人が行くと決まった段階で、もう会談の成功は見えていたことになります。
案の定、日経平均で400円も相場が上がりましたね。
したがって、2月10日の相場の高騰は、その前からわかりきったこと、だったのです。
麻生副総理は、ペンス副大統領と経済分野の意見交換をしたそうですが、具体的な突っ込んだ話もしたかもしれません。
例えば、鉄道網とか、人工知能の利用とか、そういった分野での協力を話したのではないかと僕は予想します。
と、すると。。。。
相場に立ち向かうものとしては、ニュースは、このように読んでみると、案外役に立つと思います。
また次回をお楽しみに。
奥村尚