奥村式資産運用術

トレード精度を下げている行動パターン

From:奥村尚
都内の自宅より、、、

昨日朝8:00頃。
久々に満員電車に乗りました。

当然に学生が多く、音楽を聞いている人、ゲームをしている人、本を読む人、さまざまな過ごし方をしています。

僕のすぐ横の男子生徒は、英語らしき参考書を熱心にみていました。

失礼ですから本の中身までよく見てはいませんが難しそうな英語です。
関心、関心。

と思っていたら・・・

参考書みながら、ズズゥッー、ごごずずー、ごっくん。

おおきな音で鼻を共振させてすすり、それを飲み込む。

僕の耳の近くで、しかも2,3分に1回くり返すので、かなり耳障りです。

これは問題だと思いました。

親しい間であれば、例えば自分のゼミで受け持つ学生などであれば直接指導もするのだが、と思いながらも、我慢しきれず降りてしまったのですが、同じ車両で似た音を立てている男性が、時には女性まで10人はいたと思います。

大半が10台20台の若者です。

もしかすると、若者は鼻をかむ習慣がないのか。

外国、特に欧米にいくと、こうした擬音は極端に嫌われます。

欧米だとまず間違いなく、一気にチーンと大きな音をたてて
平気で鼻をかむので、その大胆な音の大きさにびっくりするのですが、海外に住んでいたころ、こうした話題を国民性の違いとして議論した事があります。

結局、欧米人は一気に鼻をかんで瞬間解決する。

日本人は鼻をかまずに我慢して結局長引かせて、いつまでも解決しない。

そして、何より鼻をすっきりさせるのは、自身の体調管理として役立ちますし、

頭をクリアにすることで、投資家として常に頭の回転を良くし、高い判断力を発揮できます。

鼻が利く、という言葉があります。

投資で良い銘柄を発掘すると、You have a sharp nose .
などといったりもします。

鼻づまり(a stopped nose)で呼吸が乱れます。

体全体も乱れます。
思考も止まる(stop thinking)でしょう。

これでは良い仕事ができないでしょう。

鼻だけでなく、些細な部分にも気を配り常に心身ともに自分をクリアにする。

長年トレードや金融の世界で生きてきたぼくのような人間でもつくづく大切だな、と思います。

たかが鼻をすするくらい、と思われる方もいると思います。

ところが。

意外にそんなところから勝てる投資家かどうか、決まってくるかもしれません。

トレードの精度を高める行動パターンについて、投資家のみなさんは注目しているかもしれません。

しかし、どんな人にも共通するトレードの精度を下げてしまう行動パターンというのは、身近にたくさんあると思います。

風邪の時期、まずは自分が鼻をすする側にならないよう気をつけていきましょう。

奥村尚