From:奥村尚
都内のオフィスより、、、
こんにちは。
今回は2回続いた日銀の話を続ける予定でしたが、、
今週はクリスマス。
そして、すぐ年末が来ます。
そろそろ1年を振り返ってみて、、という話をしようと思います。
昨年末の大納会では日経平均19033円で終わり、今年の大発会は18450円で終えました。
実に583円安という波乱のスタートだったんですね。
その後さらに下がりましたが約一年かけて結局、昨日は19494円で引けました。
これは今年の高値圏ですから、一年を通しておおざっぱにみると株を買った人は(多かれ少なかれ)みな儲かったという事になります。
僕から見た現状をわかりやすく“劇場”に例えてみたいと思います、、、、
今年はとにかくいろいろあったけれど、米国の8年ぶりの大統領選で”ムード”が一変しました。
それまではガラガラだった劇場に久しぶりに人が集まってきました。
ムードで支えられて株が高くなり円安になりました。
その円安が企業業績を水増しする結果となり、さらにムードは高まります。
日銀の買い支えや型破りな新大統領、時には孫社長という“役者”がどんどん登場して舞台は盛り上がっています。
そしてさらに、盛り上がりはまだ続くように見えます。
「いったい、いつ終わるのだろうと」心配になり、舞台終了を待たずに、途中で劇場を出ていった人も多いですが、空いた席はスグに埋まり、劇場の外はいつも人であふれている。
「主役の新大統領は1月20日の襲名披露があるので、 それまでは続くのじゃないだろうか・・・」
「いやいや、その後はハネムーンがあるし、 もっと続くのじゃないだろうか・・・」
劇場の内外では、物語の先を予測する会話があちこちで聞こえ、参加する人もしない人も大勢がこの大きなステージにくぎ付けになっています。
ちなみに、大統領は1月20日の就任後、「一般教書演説」(State of the Union Address)があります。
慣例的に最終火曜なので、1月31日になるでしょう。
これは国の状況に関する見解と政治課題を説明するessage(教書)となります。
ついで、「予算教書」(Budget Proposal)が2月に示されます。
議会が大統領予算案を示し、「〇〇に対しこれだけお金が必要だと思うので予算化してくれ」と依頼するものです。
どちらも注目されると思いますし、
1月20日以降予算教書演説までの期間は、政権発足懸念の心理で市場が振れる可能性があるとみています。
いずれにしても、今年に関しては「終わりよければ全て良し」といったところでしょうか。
僕はというと、、、、
この一年、僕のお客様は投資でうまくいきました。
これが一番ですが、僕自身の投資も同様にうまくいきましたし、CFOとして支援しているベンチャー企業もうまく回りだしました。
計画通りです。
そして、計画外の良い事もありました。
このようにブログで金融の話題を発信するという新しいことにも挑戦できました。
いろいろなめぐりあわせで良い出会いもありました。
趣味でやっている競技エアロビックも良い成績だった。。。。
と、なかなかに良い年だったのですが、僕の話はさておき。
そろそろ、本格的に年間計画を反省し、またあらたな年間計画を立てる時期にきましたね。
みなさんにとっては、今年はどのような一年でしたか?
それでは、また来週。
奥村尚